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鼻尖形成のダウンタイム、クローズ法とオープン法で違いはある？実際のところを専門医が解説｜京都駅前美容外科
「鼻尖形成を受けたいけれど、クローズ法とオープン法でダウンタイムがどれほど違うのか分からない…」「ダウンタイムが長いならクローズ法がいいのかな…」「仕事復帰までにどのくらい腫れるのか知っておきたい」「適応の違いはなに？」
このような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、術者の技術力や施術内容によって左右される部分はありますが、鼻先のみを触るシンプルな鼻尖形成においては、クローズ法でもオープン法でもダウンタイムに大きな差が出ることは少ないのが実情です。むしろ、鼻筋や鼻中隔延長を伴う複合手術の場合に、アプローチ方法の違い以上に施術範囲の広さがダウンタイムに影響するといえるでしょう。
本コラムでは、鼻尖形成におけるクローズ法・オープン法それぞれの特徴と、ダウンタイムの違いについて、詳しく解説していきます。
1. 鼻尖形成とは？まずは基本の整理
鼻尖形成（びせんけいせい）とは、鼻先の形を整える美容外科手術です。丸みのある団子鼻や、鼻先が低く見える悩み、鼻柱を下げたい、などの外見的な問題を改善するために行われます。
鼻尖形成は単独で行われることは少なく、以下のような処置と組み合わせて行うケースも多くあります。
・耳介軟骨を移植する「軟骨移植」
・鼻中隔を延長して鼻全体のバランスを整える「鼻中隔延長術」
・鼻筋にプロテーゼを挿入する「隆鼻術」
これらを踏まえたうえで、アプローチ方法として「クローズ法」または「オープン法」のいずれかを選択することになります。
2. クローズ法とオープン法、それぞれの特徴と違い
・クローズ法（closed rhinoplasty）
クローズ法とは、鼻の内側からメスを入れ、皮膚を切開せずにアプローチする方法です。外見に傷が残らない点が大きなメリットとされ、比較的シンプルな手術に向いています。
メリット
・傷跡が表に出ない（鼻の中に隠れる）
・ダウンタイムがやや短い傾向
・腫れや内出血が少なめ
デメリット
・手術視野が狭く、操作に熟練が必要
・鼻中隔延長など複雑な処置には不向きな場合も
・オープン法（open rhinoplasty）
オープン法は、鼻柱の皮膚を切開して、鼻の構造を直接露出させて行う手術です。骨や軟骨構造を直接確認しながら処置ができるため、難易度の高い修正術や、鼻翼軟骨の構造の組み替えがしっかり必要な手術に適しています。
メリット
・視野が広く、繊細な処置がしやすい
・修正手術や複合手術に対応しやすい
・再現性が高い
デメリット
・鼻柱に小さな傷跡が残る可能性（数ヶ月で目立たなくなることが多い）
・ダウンタイムが長引くこともある
しっかり鼻を作り込むなら基本的にはオープン法が選択されます。
3. クローズ法とオープン法の「ダウンタイム」比較：本当に違うのか？
◯ 一般的なイメージ：「クローズ＝ダウンタイムが短い」は本当？
ネット記事やSNSでは、「クローズ法は腫れにくい」「オープンは術後の腫れが長い」といった情報がよく見られます。しかし、これは一概に当てはまるわけではありません。
当院での多数の症例から見ると、鼻先だけの処置に限定した場合、クローズとオープンの間にダウンタイムの大きな差は出ない傾向にあります。むしろ、術後の経過を左右するのは「どこまで手を加えるか」であることが多いのです。
◯ ダウンタイムを左右する“本当の要因”とは？
鼻整形における腫れや内出血、痛みの度合いを左右する主な要因は以下の通りです：
・施術範囲（鼻先のみか、鼻筋・鼻根・鼻中隔までか）
・軟骨移植や骨切りの有無
・患者さん個々の体質（むくみやすさ、皮膚の厚みなど）
・術者の繊細さや止血技術
実際には、オープン法であっても、鼻先のみに限定して丁寧に行えば、ダウンタイムはクローズ法と大差なく済むことも多いのです。
4. よくある複合施術パターンとダウンタイムの目安
鼻尖形成（鼻先のみ・クローズまたはオープン法）
・腫れのピーク：2〜3日
・大きく目立つ腫れ：1週間程度
・内出血や浮腫みの残り：2週間
・傷跡：クローズ＝なし、オープン＝鼻柱に6〜12ヶ月でほぼ消える線状の跡
鼻尖形成＋鼻中隔延長（オープン法）
・腫れのピーク：3〜5日
・大きく目立つ腫れ：1〜2週間
・内出血・むくみ：3〜4週間続くケースも
・傷跡：鼻柱に線状の跡（通常は6ヶ月以内に目立たなくなる）
鼻尖形成＋鼻筋プロテーゼ挿入（オープンまたはクローズ）
・腫れのピーク：3〜5日
・全体の腫れの引き：2〜3週間
・プロテーゼ部分のむくみ：最大1ヶ月程度は残ることも
5. 結局どちらが良い？選び方のポイント
鼻尖形成でクローズ法にこだわる必要があるのか、迷われる方は多いと思います。しかし、手術の成功率や長期的な完成度を考えると、アプローチ方法そのものよりも「術者の技術と適応判断」が重要です。基本的にはオープン法が適応になることが多いです。
当院では、オープン法もクローズ法も選択可能であり、患者様一人ひとりの鼻の構造やご希望の仕上がりに合わせて、最適なアプローチを選択しています。
オープン法であっても術後のダウンタイムを最小限に抑える繊細な手技を行い、術後の腫れや内出血、感染リスクを減らすための徹底したアフターケアを提供しています。
6. 当院の鼻尖形成が選ばれる理由
・オープン・クローズ両方に対応可能
・経験豊富な医師による個別の診断と術式選択
・修正手術まで対応
・傷跡を最小限に抑える縫合法とアフターケア
・ダウンタイム軽減のための内服・生活指導も徹底
まとめ：クローズ法とオープン法、ダウンタイムの違いは「術者と施術範囲」による
鼻尖形成において、「クローズ法ならダウンタイムが少ない」と一括りにされがちですが、実際にはどちらの手法でも、術者の技術・施術内容・術後ケアの丁寧さによって大きく変わります。
特に当院では、鼻先の整形を専門とする医師が個別に診察を行い、クローズ・オープンのいずれでも丁寧な施術を行うことで、ダウンタイムを最小限に抑えることが可能です。
鼻尖形成をお考えの方は、手法の違いだけで判断せず、信頼できるクリニックで相談のうえ、自分に合った治療方法を選ぶことをおすすめします。
当院では丁寧な術後フォローを重視しています
当院では、患者様ごとのダウンタイムの特徴に応じたフォローアップを徹底しています。術前の診察でしっかりとシミュレーションを行い、できる限り神経や組織を温存した繊細な施術を行っています。
「鼻整形に興味があるけど、不安もある」という方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。あなたの理想に合わせた、最適な治療法をご提案いたします。
当院では、一人ひとりの「なりたい理想」に寄り添い、医学的根拠に基づいた美容医療を提供しています。
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この記事の監修・執筆医師
京都駅前美容外科 院長
龍山 侑季史
前職では西日本No.1の症例数と満足度を誇る。大手美容クリニック院長として多くの患者様の診察に携わり、鼻整形・口元整形をはじめとして目元・小顔整形まで”なりたい理想を一度に叶える“をモットーにただひたすらに技術を磨く。症例数は5万件を超え、鼻・口元・目元・小顔の各分野全てで技術指導医として後輩医師を指導。
