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小陰唇縮小術は痛い?女医が解説する手術中・術後の痛みと対策
執筆医師プロフィール
多田真知花 医師
・京都駅前美容外科 副院長
・婦人科形成専門/抗加齢医学会専門医
・日本皮膚科学会/日本美容皮膚科学会正会員
・婦人科形成の症例数多数(大手美容外科トップの症例経験)
「患者様が安心して相談できる婦人科形成」をモットーに診療
小陰唇縮小術とは
小陰唇縮小術とは、小陰唇(膣の入口の左右にあるヒダ)が大きい、左右差がある、下着に擦れて痛い、尿が飛び散る、垢が溜まる、見た目に悩みがある方に行う婦人科形成の手術です。
余剰な皮膚の部分を切除・縫合することで、見た目の改善と日常生活の快適さの両方を手に入れることができます。
👉 詳細は京都駅前美容外科の小陰唇縮小術ページをご覧ください。
小陰唇縮小術で感じる「痛み」は3つ
手術を検討される患者様が最も気にされるのが「痛み」です。痛みのタイミングは大きく分けて以下の3つです。
- 手術中
- 術後(腫れ・違和感を含む)
- 抜糸時
それぞれについて詳しく解説します。
手術中の痛み
小陰唇縮小術は基本的に局所麻酔で行います。
最初に細い針で麻酔薬を注入する際、「チクッとした痛み」や「しみるような感覚」があります。左右それぞれ3分程度で完了します。
麻酔が効いてくると、その後の切開や縫合で痛みを感じることはありません。
当院の対策
- ・痛みに不安がある方には 笑気麻酔(リラックス作用・局所麻酔の疼痛緩和作用) や 静脈麻酔(眠っている間に終了) も選択可能
- ・麻酔中のストレスや緊張を和らげるサポート体制
術後の痛み
術後は腫れ・軽い出血・違和感が数日続きます。
ピークは2〜3日目で、その後は1週間程度で落ち着きます。
医学的には、切開部に炎症反応(浮腫・血流増加)が起こるため、一時的に脹れや痛みが強まります。
当院の対策
- ・鎮痛剤(内服セット)を全員に処方(追加料金なし)
- ・ご希望があればダウンタイム軽減の薬剤を使用
抜糸時の痛み
糸を引っ張る際に「皮膚が少し引っ張られる感覚」があります。
抜糸にかかる時間は片側・両側合わせて約5分程度です。
当院の対策
- ・希望があれば笑気麻酔を併用し抜糸可能
- ・『抜糸なし(直後から表面に糸が見えない)』の縫合法も選択可能。ただし術後の経過を確認するためにも、再診での診察を推奨しています。
よくある質問Q&A
Q. 笑気麻酔と静脈麻酔、どちらが多いですか?
A. 痛みに強い方は局所麻酔のみ(10%)でも可能です。
最も多いのは笑気麻酔(70%)で、静脈麻酔は20%程度です。
Q. 自宅でできる痛みの対策は?
A. 鎮痛剤を数時間おきに服用し、安静を心がけてください。
患部を軽く圧迫することで、腫れや痛みの軽減につながります。
Q. トイレの清潔はどう保てばいい?
A. 普通のトイレットペーパーより、赤ちゃん用おしり拭きなど肌に優しい清浄綿でやさしく拭くのがおすすめです。清潔を保つことが感染予防になります。
Q. お風呂はいつから入れますか?
A. シャワーは翌日から可能です。湯船・温泉は再診時に医師が傷の状態を確認し、可能時期をお伝えします。通常は術後1〜2週間以降から可能です。
痛みを最小限にするためのポイント
- ・医師とのカウンセリングで痛みに弱いかどうかを共有
- ・適切な麻酔法を選ぶ
- ・術後は鎮痛薬を忘れず服用
- ・清潔を保ち、腫れを悪化させない生活習慣を守る
小陰唇縮小術と同時に行うことが多い手術
副皮除去
副皮は小陰唇と大陰唇の間、陰核(クリトリス)の周囲にあるヒダ状の皮膚です。
副皮が肥大していると、見た目だけではなく、分泌物が溜まり、ニオイ、蒸れ、炎症の原因となります。
副皮が残っている場合、小陰唇縮小術のみではすっきりとした仕上がりにならず、「小陰唇の上部がもこもこする」「上の方に垢が溜まる」と感じられることもあります。
副皮を丁寧に除去することで、よりすっきりとした印象と清潔感を得られます。
- ・全体のバランスが整う
- ・傷跡がまとまり自然な仕上がり
- ・術後の満足度が高い
陰核包茎(クリトリス包茎)手術
陰核に皮膚が覆われている状態を改善する手術です。
過剰な包皮を除去することで、清潔が保ちやすくなります。
また、性行為時の違和感や感度の上昇の効果が期待できます。
- ・小陰唇、副皮とのバランスが整う
- ・衛生的に保ちやすくなる
- ・性機能面での感度上昇が期待できる
大陰唇たるみ取り
加齢や体重変化により大陰唇がたるんだり、ハリがなくなることがあります。
VIO脱毛後に気になり出した方も多くおられます。
皮膚切除だけではなく、ヒアルロン酸注入、脂肪注入を組み合わせて改善するケースもあります。
- ・陰部全体の若返り・見た目の改善
- ・下着に収まりやすくなる
- ・外陰部全体のコンプレックス解消につながる
組み合わせ手術の注意点
複数の手術を同時に行うと、腫れがやや強くなる可能性がありますが、
しかしまとめて手術を行うことで、「ダウンタイムを一度で終えられる」「全体を同時に整えられる」メリットは大きく、非常に人気があります。
当院ではカウンセラーが診察を行うことはありません。
外陰部の形はそれぞれ異なりますので、婦人科形成専門の女医が診察した上で一人一人に合った最適な治療法をご提案します。
不必要なメニューは一切おすすめしませんのでご安心ください。
執筆医師プロフィール
多田真知花 医師
・京都駅前美容外科 副院長
・婦人科形成専門/抗加齢医学会専門医
・日本皮膚科学会/日本美容皮膚科学会正会員
・小陰唇縮小術の症例数多数(大手美容外科トップの症例経験)
「患者様が安心して相談できる美容外科」をモットーに診療
まとめ
小陰唇縮小術は「痛そうで不安」という声をよくいただきますが、実際には工夫された麻酔と術後ケアで痛みは最小限に抑えられます。
当院では女医がカウンセリングから執刀まで一貫して担当し、不安を解消しながら施術を行っています。
👉 ご相談・カウンセリングは無料です。お気軽にお問い合わせください。
手術について詳しくはこちらから 京都駅前美容外科・小陰唇縮小術ページ をご覧ください。