外側人中短縮とは?「自然な唇バランス」を作る最新の口元整形
- 2025/08/19
- 人中短縮
・ 外側人中短縮はどうして必要?
美容外科において「人中短縮術」は長年人気のある施術です。
鼻の下が間延びした印象を引き締め、若々しく女性らしい顔立ちを目指せるという点で、特に近年ではニーズが高まり、注目されています。
しかし、こうした人中短縮術の施術経験者の中には、
「唇の形が不自然になった」「中央だけが短く、外側が長いままで違和感が出た」
という声もあります。
これは、中央の人中(正中部)だけを短くし、左右の外側人中(鼻翼の下〜口角のライン)には手を加えないデザインで行う場合の手術方法の限界です。
当院ではこれらを解決するために3パターンの施術方法を用意しています。
1.内外側人中短縮(拡大人中短縮・Extended lip lift)
外側から内側まで全体的にリフトアップ可能。デメリットとしてほうれい線部分まで
切り込むので体質によっては傷の赤みが目立つ場合がある。
2.外側人中短縮
外側の人中の距離を狭めたい、外側の唇の厚みを出したい場合に有効。
3.口唇拡大術
海外ではオーソドックスな施術の1つです。薄い唇を大きくしたい、人中を短くしたい場合に有効な施術です。あるいは口唇縮小をしたが薄くなりすぎてしまった場合の修正にも有効です。
・外側人中短縮とは?:人中全体の短縮
「外側人中短縮」とは、単なる中央の人中短縮だけではなく、鼻翼の真下〜口角へ広がるライン(外側の人中)にも作用する施術です。
目的は、顔下1/3の口元バランスを“自然な短さ”に調整することにあります。
【視覚的構造のポイント】
人間の顔は、目〜鼻・鼻〜唇・唇〜顎という3分割で構成されています。その中でも「鼻〜唇間」の比率(いわゆる人中の長さ)は、顔の若々しさ・女性らしさ・可愛らしさに直結する要素です。
しかし、内側人中短縮だけでは、以下のようなバランスの歪みが起こることも
- ・鼻柱直下のみが短くなり、唇の中央が尖って見える
- ・外側人中は長いまま
- ・唇の輪郭が「山型(富士山型)」になる可能性
外側人中短縮は、これらのバランスを調整する点において極めて有効です。
・ 唇が「富士山」に見える?人中短縮の落とし穴
「唇が富士山のように見えるようになった」という声は少なくありません。
ただし、これは術式やどのような内部処理を行っているか、でも変わります。
ただ皮膚を切って縫っているだけの人中短縮であれば、傷が目立つ、唇の変形が目立つといったことが多く見受けられます。僕の場合は(当院では)、術後に唇の形が大きく変化することはほとんどありません。皮膚だけを寄せるのではなく、「組織を一塊で持ち上げる」といった処理を行っているためです。(詳細は企業機密)人中窩形成やCカール形成などの処理もご希望があれば承っています。
一方で、人中の短縮距離が大きい場合は多少唇の厚みが出てしまうこともありますので、気になる方は口唇縮小を併用される方もいらっしゃいます。
・口角挙上との組み合わせで生まれる「自然な表情作り」
外側人中短縮と非常に相性が良い施術が「口角挙上」です。
もともと外側人中が長めの方や加齢で口周りの皮膚がもたついてきた方は、口角が下がったようにみられてしまうケースがあります。口角が下がっていると不機嫌・疲れたような印象を与えてしまいます。
そのため両者を組み合わせることで、顔全体の印象が格段に洗練されます。
口角挙上を併用することで、
- 唇の外縁の引き上げが強調され、外側人中とのバランスが整い、
- 「微笑んでいるような口元」を作ることが可能になります。
- 口角挙上の術式にもさまざまなパターンがありますが、それは他のコラムで記述したいと思います。
・他院修正における「外側人中短縮の重要性」
京都駅前美容外科では、他院で内側人中短縮を行った方の修正も行っています。
多くの場合、
- 「思ったより唇の主張が強くなった」
- 「内側と外側の距離差が目立ってしまってアンバランス」
- 「内側は短くなったけど外側が長い分、口角が下がって見える」
といった悩みを抱えておられます。
修正では、
- ・外側人中短縮でカーブを整える
- ・オーダーメイドでデザインを変えて唇の立ち上がりを緩やかに見せる
- ・口角の挙上も調整する
といった調整を行います。
・構造美をデザインする医師選びの重要性
外側人中短縮は、単なる皮膚の切除ではありません。
顔全体の比率・動き・個々の筋肉のクセまで考慮しながら、唇の「ライン」と「バランス」を精密にデザインするため、経験値や技術、センスが求められます。
そのため、施術を任せる医師選びは極めて重要です。
・外側人中短縮の傷跡は目立つ?
知っておくポイントとして外側人中短縮は切開線の赤みが落ち着いたあと、白いライン(白色瘢痕)は残ります。体質に左右されることもあり、とてもキレイでほぼわからない状態になる方もいらっしゃいますがノーメイクだと白い線が見える方も。
当院ではなるべくバーミリオンボーダーと呼ばれる赤唇と皮膚の境目に少し盛り上がった皮膚(ホワイトロールと呼ばれることも)がありそこをほんの少しずらして縫合することで立体感や失わせず、傷を目立ちづらくする工夫を行っています。
術後の過ごし方としては人中ボトックスを打つ、シリコンシートで傷にテンション(圧)がかからないようにする、軟膏塗布、テープ保護など続けてもらうこともポイントです。
傷は目立たせない努力はしていますがどうしても残ってしまう可能性があることは念頭に置いておく必要があります。
【京都駅前美容外科のこだわり】
- ・唇だけでなく「鼻・口・顎のバランス」を立体的に解析
- ・表情の動きまで想定した“動的デザイン”
- ・唇の中央〜外縁までのラインを“曲線”でつなげる高度な縫合技術
- ・富士山型の唇・左右非対称などの修正経験も多数
当院では、丁寧なカウンセリングとプランニングを行っています。
・まとめ
顔全体の印象を左右する唇の美しさは、「バランス・立体感・動き」の3要素が整ってこそ成立します。
そのためには、外側人中までを視野に入れたデザインと、必要に応じた口角挙上の併用が鍵です。
- ・富士山のような唇になってしまった
- ・鼻下だけが短く、全体のバランスが取れていない
- ・もっと自然で表情にマッチした整形をしたい
京都駅前美容外科では、「仕上がり」の良さ、にこだわっています。
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
当院では、一人ひとりの「なりたい理想」に寄り添い、医学的根拠に基づいた美容医療を提供しています。
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