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最近SNSなどで「鼻筋のメッシュ挿入」「PCLメッシュリフト」などの広告を目にすることが増えました。
「切らずに鼻筋を通せる」「ダウンタイムが少ない」というキャッチコピーに惹かれて受ける方もいますが、
実はこの施術、将来的に鼻の手術を考えている人にはおすすめできません。
今回は京都駅前美容外科の鼻整形専門医が、
「鼻筋のメッシュは本当にやっていいのか?」
「どんな人ならOKで、どんな人は避けるべきか?」
について詳しく解説します。
鼻筋メッシュとは?──PCLメッシュの正体
いわゆる「鼻筋メッシュ」は、PCL(ポリカプロラクトン)やPDOといった吸収性素材でできた糸やメッシュ状の素材を鼻筋に挿入し、鼻の高さや形を整える施術です。
メッシュ状に加工されているため、挿入後にコラーゲンが誘導されて形を維持するという理論です。
簡単に言えば、「プロテーゼより手軽、ヒアルロン酸より長持ち」とうたわれる“中間的な治療”と言えるでしょう。
PCLは体内でゆっくりと分解され、1〜2年ほどで吸収されるとされています。が、実際にはそれ以上の時間が経過しているものでも溶けていません。鼻の手術をしている先生なら既知の事実ですがしっかり束になって残っているのです。
メリット:手軽に鼻筋を通せる・ダウンタイムが短い
・メスを使わず針穴を開けるだけ
・10〜20分ほどで施術可能
・腫れや内出血が少ない
・一時的に鼻筋がシャープに見える
ヒアルロン酸注入と比べると硬さや安定性があり、写真映えする立体感が出るため、
「とりあえず鼻筋を出したい」という方には魅力的に映ります。
しかし…将来的に手術予定があるなら絶対にNG
結論から言うと、
鼻の手術(プロテーゼ・鼻中隔延長・鼻尖形成など)を今後考えている方は、メッシュを入れない方がいいです。
理由は3つあります。
① メッシュが組織と癒着し、剥離が困難になる
PCLメッシュは体内でコラーゲンを誘導する性質があります。
つまり、「組織と絡みながら固定される」構造です。
このため、後から鼻整形で剥離しようとすると、
皮膚・軟骨・筋膜が一体化しており、きれいに剥がせないことがあります。
剥離が困難になると、
・皮膚が薄くなる
・血流障害で壊死のリスクが上がる
・再手術で思うような形を作れない
といった問題が起きやすくなります。
② メッシュが線維化して硬くなり、自然な鼻整形が難しくなる
メッシュの周囲ではコラーゲン反応が起きるため、一時的にはハリが出ますが、時間が経つと線維化して硬い組織になります。
その結果、将来的にプロテーゼに置き換えようとしたとき、
柔軟性のない鼻筋になっており、思い通りのラインが作れないことが多いです。
一度固まってしまった組織を再形成するのは困難であり、「手術するならメッシュを完全に除去しつつプロテーゼや自家組織などで置き換える」必要があります。
抜去だけしてそのままだと鼻筋はゴツゴツしたり、何もしなかった頃より鼻筋が低くなってしまいます。
③ 鼻先の血流が悪くなり、手術時にトラブルの原因になる
メッシュを挿入すると、鼻筋の皮下スペースが圧迫され、周囲の血流が低下します。
これにより、後の鼻中隔延長や鼻尖形成を行った際、皮膚の血行障害や壊死リスクが高まることがあります。
メッシュを入れてもいい人・避けるべき人
|
タイプ |
メッシュ施術 |
解説 |
|
今後、鼻の手術を一切予定していない人 |
◎ 問題なし |
手軽に鼻筋を出したい、プチ整形感覚ならOK |
|
将来的に鼻中隔延長・プロテーゼなどを検討している人 |
✕ 避けた方がよい |
組織癒着により手術リスクや難易度が上がる |
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過去にヒアルロン酸やスレッドを入れた経験がある人 |
△ 要注意 |
残留物と干渉して感染や変形リスクあり |
|
鼻先も整えたい人 |
✕ 不向き |
鼻先は必ず自家組織で整えること。 |
メッシュよりも安全な選択肢とは?
将来的に本格的な鼻整形を考えている方には、一時的なヒアルロン酸注入の方がベターです。
ヒアルロン酸なら溶解が容易で、後からプロテーゼや軟骨移植を行う際に影響が少なく済みます。
ヒアルロン酸は容易でダウンタイムも少ないですが、デメリットも存在します。
・時間経過とともに減ってしまう
・鼻筋が太くなってしまうリスク
・特有の透けた色味が見えてしまう
しかし、手軽でいい方法だと考えています。
京都駅前美容外科の考え方
“今だけきれい”より、“将来も美しい鼻”を
京都駅前美容外科では、患者様が今後どのような施術を希望していく可能性があるかを踏まえて、将来的に後悔しない治療プランを提案しています。
PCLメッシュやスレッドによる一時的な効果よりも、
皮膚や軟骨の性質に合わせた構造的なアプローチを重視しています。
「とりあえず鼻筋を出したい」
「でも将来的にはきちんとした手術を受けたい」
という方には、
ヒアルロン酸などの可逆性の高い方法をおすすめしています。
まとめ:鼻筋メッシュは「将来鼻整形をしない」と決めている人限定
|
項目 |
内容 |
|
メッシュの利点 |
手軽・ダウンタイムが短い |
|
主な素材 |
PCL、PDOなど吸収性素材 |
|
問題点 |
組織癒着・線維化・再手術困難 |
|
向いている人 |
今後手術を受けない人 |
|
向いていない人 |
鼻中隔延長・プロテーゼ予定の人 |
鼻筋メッシュは“やってはいけない”施術ではありません。
ただし、「今後も鼻整形をする予定がある人」にとっては、
後戻りできないリスクを抱える施術です。
美しい鼻を長く保ちたいなら、
短期的な効果よりも「未来を見据えた選択」を。
【京都駅前美容外科からのご案内】
京都駅前美容外科では、鼻筋形成から鼻尖形成・鼻中隔延長まで、
構造からしっかり整えるオーダーメイド鼻整形を行っています。
「メッシュやヒアルロン酸を入れたけど手術したい」
「溶かすべきか、取るべきか悩んでいる」
という方のセカンドオピニオンも多数対応しています。
当院では丁寧な術後フォローを重視しています

当院では、患者様ごとのダウンタイムの特徴に応じたフォローアップを徹底しています。術前の診察でしっかりとシミュレーションを行い、できる限り神経や組織を温存した繊細な施術を行っています。
「鼻整形に興味があるけど、不安もある」という方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。あなたの理想に合わせた、最適な治療法をご提案いたします。
当院では、一人ひとりの「なりたい理想」に寄り添い、医学的根拠に基づいた美容医療を提供しています。
お気軽にご相談ください。
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院長Instagram(@dr.tatsuyama_kyoto)
この記事の監修・執筆医師

京都駅前美容外科 院長
龍山 侑季史
前職では西日本No.1の症例数と満足度を誇る。大手美容クリニック院長として多くの患者様の診察に携わり、鼻整形・口元整形をはじめとして目元・小顔整形まで”なりたい理想を一度に叶える“をモットーにただひたすらに技術を磨く。症例数は5万件を超え、鼻・口元・目元・小顔の各分野全てで技術指導医として後輩医師を指導。






