
口角挙上
口角挙上術とは、口角近くの皮膚を切開して口角を持ち上げる施術です。口角は人に与える印象が大きいパーツです。口角が下がっていると不機嫌そう、老け顔、怖そうなどのネガティブな印象を与えやすくなりますが、口角が上がっていると、優しそう、笑顔が素敵、若々しいなどポジティブな印象を与えることができます。口角がキュッと上げると、明るく可愛らしい印象を与えることができますので、周りからの印象アップにも寄与できます。また、口角挙上術は「スマイルリップ」と呼ばれ年齢が若い方を中心に人気がありますが、実はアンチエイジングとしての側面もあり、幅広い年齢層に人気の施術です。年齢を重ねると口周りの筋肉の衰え、皮膚や靭帯組織、脂肪のたるみによって口角は下がっていきます。口角が下がることで老けた印象を与えてしまうため、アンチエイジングにおすすめの施術です。皮膚のたるみが強い場合は口角挙上に加えて外側人中短縮を併用することでより若々しい印象を与えることができます。
口角を挙上するには大きく3パターンあります。
ボトックスとヒアルロン酸は切らないため気軽に受けることができる施術ですが、効果は一時的かつ思ったような効果が得られない場合があります。ボトックスは3ヶ月程度、ヒアルロン酸は製剤の種類にもよりますが1ヶ月〜1年半程度です。一方で口角挙上術では、口角部分の皮膚を切開し、筋肉処理と皮弁を利用して口角をキュッと上向きに引き上げますので半永久的な効果を得ることができます。当院では皮弁法や外側法、全層法を採用しており、患者様の希望や口元の状態、皮膚のたるみなどを判断して術式を選択しています。
皮弁法
傷が目立ちにくく、かつ効果の得られやすい術式で選択することの多い術式です。術式により、切開が必要な範囲が異なりますが、必要最小限の切開で最大の効果が得られるよう、デザインを使い分けます。Z形成と呼ばれるデザインで行います。
外側法
皮膚たるみが強い場合や唇が薄い方に効果的な術式です。ただし傷が比較的目立ちやすいため年齢層が高い方や効果をしっかり出したい方におすすめの術式となります。傷が白くなることで目立つことが気になる方はアートメイク等で対応することも可能です。
全層法
こちらの術式も挙上効果の高さと傷跡の目立ちにくさのバランスの取れた術式です。口角の位置が上方にズレるので口が小さくおちょぼ口を治したい方にも最適です。一方で口がもともと横方向に大きい方や唇の薄い方だとさらに口元が大きく、唇が薄く見えてしまうことがあるので注意です。
口角挙上術は、外科的な施術ですので、半永久的な効果が期待できます。しかし、口元は良く動く部分であるため、他の施術部位と比べると後戻りや傷の拘縮リスクが問題点となります。術後は口を大きく開けたりしないよう心がけていただく必要があります。当院では、口角挙上の方法として、いくつもの施術方法がございます。事前カウンセリングにて、患者様お一人おひとりのご希望に応じた施術内容をご提案させていただきます。
当院の口角挙上術は様々な種類の術式を取り揃えております。患者様の口元の状態や希望に応じて術式を提案します。また、傷あとへの配慮も怠りません。口元はよく動く部位であり、他の施術部位と比べて傷跡が残りやすいところです。口角挙上は、大きな変化を求めると、傷が目立ちやすい位置を切開する必要がありますし、目立たないようにする場合は必要最小限の皮膚の切開であることが重要です。また理想の口元のバランスには、口角挙上術だけでなく、微調整としてM字リップ形成をおすすめする場合や、外側人中短縮術を組み合わせることもございます。あらゆる術式を高いレベルで提供可能ですので、患者様にとって最適な施術方法を選んでいただく事が可能です。
外側人中短縮は人中の外側を短くする施術です。外側の人中が長いと、間延びした印象やのっぺりした老けた印象を与えてしまいます。そのような印象を改善することができるのが外側人中短縮です。
通常の人中短縮は鼻の下の目立たない部位を切開し、人中の中央を短くする手術です。当院の人中短縮術は、人中を短くするだけではなく人中の厚みを変えて、盛り上がった感じを改善できたり、口や鼻のバランスを整えることも可能です。一方の外側人中短縮は、主に外側の人中を短くする手術となります。上唇の形状を整えたり、上唇が薄いことに悩んでいる、口角が下がって見えるといった場合に適している方法です。切開する部分は、赤唇と皮膚の境目で、人中短縮術と比べると傷が目立ちやすい場所になることや、動きやすい部位になります。傷跡がゼロになることはなく、落ち着いた段階では白いライン状の痕が残る方もいらっしゃいます(リップやメイクで限りなく間目立たなくはなります)。個人差はありますが、6ヶ月から1年程度で傷跡が薄くなり目立ちにくくなります。鼻下から上唇までの距離と下唇から顎先までの距離の比率が1:2であれば美しい顔立ちだといわれています。人中の距離が短縮されることで、黄金比に近づくため、美しい顔立ちを手に入れることが可能です。
口元はよく動かす部位のため、他の部位に比べて傷跡の治りが遅かったり傷跡が目立ってしまうことがあります。術式にもよりますが口角挙上や外側人中短縮は傷が見える位置にあるため、傷の治りが悪い場合は目立つ可能性があります。医師の手技だけでなく、患者様個人の体質や術後の過ごし方によっても傷跡は大きく影響されます。術後は出来るだけ大きな口を開け笑ったりするなどしないように心がけていただくことが大事です。傷の経過として、1ヶ月〜3ヶ月程度が赤みや盛り上がりのピークで、その後半年ほどで色味や盛り上がりが落ちついてきます。ですので傷が治りにくい体質の方は、6ヶ月程度かけて赤みや盛り上がりが徐々に落ちついていきます。治りが悪いからと焦らずに待つことも肝心です。ケロイド体質でない限り改善が期待できます。また、術後の経過次第では、ケナコルトと呼ばれるステロイド注射によって傷の盛り上がりを抑える事も可能です。
項目 | 料金 |
---|---|
口角挙上 | 通常価格 ¥230,000(税込) |
外側人中短縮+口角挙上 | 通常価格 ¥270,000(税込) |
外側人中短縮 | 通常価格 ¥230,000(税込) |
口角挙上は、口角を引き上げ、自然で明るい口元や表情を作り出すことができる美容手術です。口角挙上で口角を引き上げることで、穏やかで明るい表情になり、周囲にも良い印象を与えることができます。
口角挙上の効果は、外科手術であれば基本的に半永久的です。ただし、加齢や生活習慣の影響で変化が起こることもあるため、術後も定期的なメンテナンスを行うことがおすすめです。
口角挙上のダウンタイムは、2.3日がピークで腫れを迎えますが、通常1〜2週間程度です。術後には腫れや内出血が発生することがありますが、時間とともに軽快します。おおよそ1週間ほどで日常生活に戻ることができます。完全に口元が落ち着くまでには2〜3週間かかることもありますが必ず腫れは落ち着きますのでご安心ください。
口角挙上は、口角が下がってるせいで不機嫌にみえる、年齢とともに口角が下がり、老けて見える、怒ってる?と聞かれる方や、明るい印象になりたい、美しい笑顔を作りたい方などにも、年齢問わず、印象を変えたい方におすすめです。
口角挙上と口角リフトは基本的に同じ手術です。どちらも下がった口角を引き上げ、自然で明るい表情を作り出すための手術です。クリニックによって名称が異なる場合もありますが同じ施術になりますのでご注意ください。
口角挙上は、アヒル口を作るための方法としても有効です。アヒル口とは、口角が上がり、唇の中央部分が少し突き出る形状で、女性的な可愛らしい印象を与えることができる口元のことです。ただし、術式や元の口元の状態にもよるため、他の施術との組み合わせが必要になる場合もございます。カウンセリングにて最適な術式を提案いたします。
外側人中短縮は人中の外側を短くする施術です。外側の人中が長いと、間延びした印象やのっぺりした老けた印象を与えてしまいます。そのような印象を改善することができるのが外側人中短縮です。
外側人中短縮の効果は基本的に半永久的です。ただし、加齢によるたるみや経年変化は止められませんので、術後も定期的なケアを行うことがおすすめになります。
外側人中短縮は、局所麻酔を使用して行われるため、手術中の痛みはありません。痛みや不安がある場合は、静脈麻酔の併用も可能です。寝てる間に手術を行いますのでお痛みを感じることなく施術を受けることが可能です。どうぞお気軽にご相談ください。
人中短縮術と口角挙上術は同時施術が可能ですし、同時に受けられる方は非常に多いです。口元全体のバランスを改善し、より洗練された魅力的な印象を作ることができます。 また、外側人中短縮を組み合わせる方も多く、患者様の理想の口元に合わせたご提案を行っていきます。
人中短縮術の内側と外側は、アプローチする部分に違いがあります。通常の人中短縮は鼻の下の目立たない部位を切開し、人中の中央を短くする手術です。一方の外側人中短縮は、主に外側の人中を短くする手術となります。上唇の形状を整えたり、上唇が薄いことに悩んでいる、口角が下がって見えるといった場合に適している方法です。
外側人中短縮は、人中を短くして顔全体のバランスを整えたい方、上唇にふっくら感が欲しい方、出っ張っている印象の口を引っ込めて見せたい方におすすめです。上唇にボリュームを出したり、年齢による面長を改善したり、顔全体のバランスを整えられるような効果が期待できます。